これから就活をするMTGプレイヤーに伝えたいこと
2013年12月3日 TCG全般 コメント (11)12月1日、いよいよ就職活動が解禁されて、ほにゃナビが各種一斉にグランドオープンしました。
恐らく大学では「いいから、ほにゃナビに登録しろ」だとか、自己分析とかESだとか色々なワードで何となく意識はされているかと思いますが、
そんなこと言われるまでもなく、就活難な先輩とかプレイヤーを見ていて、いよいよ自分の番が回ってきちゃった、という所だと思います。
就活というのは、時代によって青田買いされて海外旅行させられたり、氷河期だったりする訳ですが、
昨今の就活は、就職難が原因の自殺が増えるようなイベントだそうです。
http://togetter.com/li/536069
バカらしい話だと思いますし、恐ろしい話だとも思います。
ただ、就活の渦中にあると、バカらしいと思っていた話が、恐ろしい話になってくるんです。
そういう意味では、おぞましい、というのが適切かも知れません。
今年で30歳になる私がお伝えしたいのは、とりあえず死ぬような話じゃない。って事です。
いや、何オーバーに言ってるんですか?って思うよね。
でも、何にも知らずに適当に就活してると、そういう気分になるんだよ。人によると思うけどさ。
斜に構えていると割りと時間の無駄だし、ドップリ浸かってハマると死にたくなる類のもの。
私にとって就活とはそういうものでした。
だから、当時の自分が言って欲しかった事を書きます。
■スーツはスリーブです。
大学やメディアで喧伝される就活というのは、○○ナビの会員になって、エントリーシート書いて自己分析をして、リクルートスーツを着てビックサイトの合同就職説明会に行く、というイメージを持つと思います。
合同説明会の映像はニュースでも盛んに喧伝されますが、制服か何かとしか思えないリクルートスーツに一様に身を包んだ群衆の姿に抵抗感を覚えると同時に、
「え?これ自分もやらなきゃダメなの?」って思ったりするんじゃないでしょうか?
私は正直、そう思いました。
でもあれ、ギャザでいう所のスリーブです。
初めてスリーブ使った時、感動したり面倒くさいと思ったり、背面のデザイン見えなくて寂しいな、とか思いましたよね。
何より、初めは言いようもない違和感を感じたりしたけど、暫く使ってるとカードにキズが付かないし、シャッフルしやすくて便利だな、とか思いますよね?
スーツもおんなじで、本質的には自分を守るものです。
会社にはさまざまな職種がありますが、営業であれ内勤であれ、自分そのままの人格で会社で働いている人なんて普通いません。
勿論例外はありますが、家族や友達に接する時の自分と、会社にいる時の自分は口調も思考も違います。
今、自分はプライベートじゃないんですよ、という事を明示すると同時に、相手の思惑や悪意を、敬って遠ざける、敬語と同じ意味合いを持つ装いです。
それ以上の意味はないので、就活するのであれば、とりあえず色々便利なんです。
行動範囲が広がります。スリーブないと大会出にくいですよね?
だから初めの一着目からキャラスリとかはやめといた方がいいです。両面カードでもスケない黒とか濃い目の色がいいと思いますよ。
スリーブに入れた位では、カードの個性は死にませんのでね。
■「就活」の必要性。
話は前後しますが、就職をするためには、何らかの就職活動が必要です。
しかし、就職活動=○○ナビを使った「就活」ではありません。
家業を継ぐのにナビはいりませんからね。
じゃぁ何で大学は学生に、就職活動の第一に「就活」を勧めているのでしょうか?
効率性とか社会の仕組みだとかナビ会社の陰謀論だとかは置いておいて、私が考える理由は、大半の学生は、やりたい事が決まっていないからです。
つまり、医者になる、家業を継ぐ、アーティストになる等々、やりたい事が決まっている人にはそもそも何かをナビして貰う必要はありません。
何とかナビのスキームは、やりたい事を決めていない人に最適化されて設計されています。
大学で就活を始めた時点で、職業と勤務先、給与体系や労働環境などをつぶさにイメージ出来る、やりたい事が決まっている勢は、そうなる文脈があります。
大概は家業等の生まれに起因する要因が妥当性が高い筆頭で、アーティストとかは自分の情熱が要因となり、妥当性を超えた(時に論拠の無い)確信を持っています。
普通、そういう文脈は持っていない事が普通なので、そういう人に最適化されたのが何とかナビです。
これをギャザで例えると、
次のGPに出場するのでデッキを決めよう、という時、
・自分のチームメイトがCFBのLSVなので、自分の選択には間違いがないだろう。
・俺のオリジナルデッキ最強だし
という対極のパターンがあって、
でも大部分の人は、
・うーん。とりあえずhappymtgとかMOの記事探すか。
・この間大会で勝ったデッキ調整すっか
・その後自分好みに調整すっかな。
ってなると思うんですが、
これが普通な事と思えるのであれば、ナビも全く同義です。
ここで重要なのは、
少なくとも競技思考において、自分らしさを追求する事は、デッキも(人生でも)全く重要ではないという事です。
GPに自分らしいデッキで結果を出したい、というのは否定しませんし、素晴らしい目標です。
ただ、普通GPで我を通すなら、フライデーや直前のGTQで結果が出ているという文脈があってしかるべきです。
就職活動の開始はある意味でGPに似ています。
その時、アーティストになりたいと思っていたとしたら、やはり路上ライブで人が集まるだとかYouTubeで再生回数が凄いだとか、相応の文脈があってしかるべきです。
時間がない時に抱く文脈がない夢は、就活に限らず非常に危険です。
■じゃぁ文脈がないのはダメなの?
繰り返すようですが、そんな事はないですし、それが普通です。
大学生活の半ばで、やりたい事が決まっていて、夢に向かって下積みも出来ていて、結果も残せているとしたら、それは普通の大学生活より遥かに恵まれています。
普通は、バイトやサークル活動やテーロスとかで、気がつくと就職活動が始まってしまうもんです。
そして、それはやりたい事が決まっている人に比べて劣っている事だとは私は思いません。
何故かと言うと、自分に最適なデッキ、つまり自分が向いている仕事なんて、一番始めは自分ではよく判らないと思うからです。
初めてギャザでデッキを組んだ時から、自分が得意だったり好きなアーキタイプが確立してるプレイヤーなんて、普通いませんよね。
仲の良い他のプレイヤーや、親切な先輩に、「お前はこういう時に強いよな」とか、「そういうデッキは本当に向いてるね」と言われた事ってないでしょうか?
自分より上手な人に言われた場合とかだと記憶に残っていると思うんですが、思うに仕事も同じです。
自分より仕事が出来る人の方が、自分に何が向いているか判っています。
いやいや、就活で接点って言ったって、書類と数回の面接だけで判るわけないじゃん、って思いますよね?
でも、自分のゼミやサークル、バイト先とかで知ってる人が、もし「ギャザやりたいけど教えてくれる?」って言い始めたら、予算や余暇、コミュニケーション能力とか思考能力とかを勘案して、向いてるか向いてないか位は判別出来ますでしょ?
デッキ選びも仕事選びも根っこは同じです。自分より、自分をわかってくれる人は多分沢山います。
「俺には青単が一番だ」と受けを狭くするのも結構ですが、自分が向いていかった場合、その事に気がつく頃には結構な時間を浪費しがちです。
だから、自分が何に向いているかを教えてもらいに行く、位のほうが色々気楽でいいと思います。
例えば逆の立場で、「ギャザはやった事ないですけど、僕は青単しか使いません。何故ならそれこそが僕の可能性を120%発揮出来るからです。そんな僕にギャザを教えて下さい」
などと言われたら、ネタか気の毒な人なのか、判断に困ると思います。
もし真面目に返答するとしたら、
「うん、まぁとりあえず遊んでみようか?」と相成ります。
仕事選びも同じです。そういってくれる人を探すのがオススメです。
■じゃぁ、どうやって仕事選ぶの?どこにエントリーすればいいのさ?
働き方だったり、余暇だったり、業界だったり、職種だったり、軸としては色々あります。
それ、難しいんですよね。
だって、どういう風に生きるか決めないと判らないですものね。
方向性が決まっても、ぶっちゃけ会社によって定時で上がれたり残業代が出なかったりとか色々ですよね。
そんな事すぐに回答出来る人、なかなかいないですよ。
まぁ、社会人が沢山集まる大きなお店とかには、沢山いそうですけど。
平日20時の回、スーツ姿で遊んでいる人は、どういう人でしょうか?
恐らく定職につき、趣味を持って、場合によっては家庭も家も持って、受け持つ仕事を責任を持って終わらせている人、っぽくないですか?
彼らがどのような時期に就職活動をしたのかは判りませんけど、
恐らく趣味と仕事のバランスの取り方とか接し方、
そもそも働く事、仕事の事、沢山知ってるからスーツ着てるんだと思うんですよね。
「MTGはコミュニケーションツール」というのは僕の師匠の至言です。
対戦相手に、対戦後に相手の職業について質問しては行けない、なんてルールも知りません。
勿論、プライベートに関する事を無鉄砲に質問するのは宜しくないでしょう。
間違ってもコネとか期待するのはダメです。
何事も切り出すタイミングは大切です。漠然とした質問は相手を困らせたりします。
でも、無くは無くね?もし仲のいい人がいるなら、話早くね?とか、思う訳です。
とりあえず死ぬほど辛くて死ぬ位なら、遊び相手に相談くらいしたっていいと思います。
普段では知り得る事がないだろう人と趣味で繋がれる。
それはナビしかない人にはないアドである事は間違いないでしょう。
それもまた、ギャザというコンテンツが持つ力だと思うんですよね。
私の話は話半分で大いに結構。
だけど、ギャザの力と、それを借りた時の自分の力は信じてみましょうよ。
■最後に。
とは言ってもね。
就活やってると本当に辛いと思います。
実際には、行きたいと思った企業にシールドのカードプールで挑まざるを得ない一方、
同じ会場にコロッサスグルールとかを構築しちゃった殺意の人がいたりする訳ですから。
もし、あなたがまだまだ若いなら、自分がギャザ以外でどういう事に興味があって、
どういう仕事なら楽しいと思うか、一生懸命大学で探してみるといいと思います。
コツは、バイトは最低限にして、教養科目で自分の知らない分野の事をあれこれかじってみることです。教育免許取るのが丁度良いかと。
私の例で言えば、昔からパソコンが何となく好きだったんですが、ゲームとネット以外に色々出来るんじゃねぇの?という所から今の仕事につながっています。
もし、あなたが準備不足ながらも、もう大会に出なくては行けないのなら、
頑張って自分のカードプールが強い機会を何度も何度も探しながら、仕事というよく判らないものに対しての妥協点を見つけていかなくてはなりません。
辛い時に頼りになるのは、ギャザがそうであるよう友人と運。
ギャザにないもので言えば、家族です。
こんな時だからこそ、最後の最後かもしれないから、親に甘えるのは全然ありだと思います。
そろそろ大会が終わりそうなのに、まだ大会が終われない人は、
周りを見渡すと、そう、もう焦燥感を通り越した疲れで、見渡したくもない時期かも知れません。
色々な選択肢がありますが、現状ではまだまだ新卒採用の神話が根強いので、とにかく就職するか、もしくは厚生労働省あたりが主催する官民の紹介予定とか育成プログラムとかに参加して、とりあえず正社員で三年間働いてから転職考えるのが良いと思います。
よい内定ではなく、よい出会いに出会える事を祈っています。
社会的な評価を得ることよりも、あなたに必要な出会いに出会えることを信じています。
どうか、頑張って下さい。
恐らく大学では「いいから、ほにゃナビに登録しろ」だとか、自己分析とかESだとか色々なワードで何となく意識はされているかと思いますが、
そんなこと言われるまでもなく、就活難な先輩とかプレイヤーを見ていて、いよいよ自分の番が回ってきちゃった、という所だと思います。
就活というのは、時代によって青田買いされて海外旅行させられたり、氷河期だったりする訳ですが、
昨今の就活は、就職難が原因の自殺が増えるようなイベントだそうです。
http://togetter.com/li/536069
バカらしい話だと思いますし、恐ろしい話だとも思います。
ただ、就活の渦中にあると、バカらしいと思っていた話が、恐ろしい話になってくるんです。
そういう意味では、おぞましい、というのが適切かも知れません。
今年で30歳になる私がお伝えしたいのは、とりあえず死ぬような話じゃない。って事です。
いや、何オーバーに言ってるんですか?って思うよね。
でも、何にも知らずに適当に就活してると、そういう気分になるんだよ。人によると思うけどさ。
斜に構えていると割りと時間の無駄だし、ドップリ浸かってハマると死にたくなる類のもの。
私にとって就活とはそういうものでした。
だから、当時の自分が言って欲しかった事を書きます。
■スーツはスリーブです。
大学やメディアで喧伝される就活というのは、○○ナビの会員になって、エントリーシート書いて自己分析をして、リクルートスーツを着てビックサイトの合同就職説明会に行く、というイメージを持つと思います。
合同説明会の映像はニュースでも盛んに喧伝されますが、制服か何かとしか思えないリクルートスーツに一様に身を包んだ群衆の姿に抵抗感を覚えると同時に、
「え?これ自分もやらなきゃダメなの?」って思ったりするんじゃないでしょうか?
私は正直、そう思いました。
でもあれ、ギャザでいう所のスリーブです。
初めてスリーブ使った時、感動したり面倒くさいと思ったり、背面のデザイン見えなくて寂しいな、とか思いましたよね。
何より、初めは言いようもない違和感を感じたりしたけど、暫く使ってるとカードにキズが付かないし、シャッフルしやすくて便利だな、とか思いますよね?
スーツもおんなじで、本質的には自分を守るものです。
会社にはさまざまな職種がありますが、営業であれ内勤であれ、自分そのままの人格で会社で働いている人なんて普通いません。
勿論例外はありますが、家族や友達に接する時の自分と、会社にいる時の自分は口調も思考も違います。
今、自分はプライベートじゃないんですよ、という事を明示すると同時に、相手の思惑や悪意を、敬って遠ざける、敬語と同じ意味合いを持つ装いです。
それ以上の意味はないので、就活するのであれば、とりあえず色々便利なんです。
行動範囲が広がります。スリーブないと大会出にくいですよね?
だから初めの一着目からキャラスリとかはやめといた方がいいです。両面カードでもスケない黒とか濃い目の色がいいと思いますよ。
スリーブに入れた位では、カードの個性は死にませんのでね。
■「就活」の必要性。
話は前後しますが、就職をするためには、何らかの就職活動が必要です。
しかし、就職活動=○○ナビを使った「就活」ではありません。
家業を継ぐのにナビはいりませんからね。
じゃぁ何で大学は学生に、就職活動の第一に「就活」を勧めているのでしょうか?
効率性とか社会の仕組みだとかナビ会社の陰謀論だとかは置いておいて、私が考える理由は、大半の学生は、やりたい事が決まっていないからです。
つまり、医者になる、家業を継ぐ、アーティストになる等々、やりたい事が決まっている人にはそもそも何かをナビして貰う必要はありません。
何とかナビのスキームは、やりたい事を決めていない人に最適化されて設計されています。
大学で就活を始めた時点で、職業と勤務先、給与体系や労働環境などをつぶさにイメージ出来る、やりたい事が決まっている勢は、そうなる文脈があります。
大概は家業等の生まれに起因する要因が妥当性が高い筆頭で、アーティストとかは自分の情熱が要因となり、妥当性を超えた(時に論拠の無い)確信を持っています。
普通、そういう文脈は持っていない事が普通なので、そういう人に最適化されたのが何とかナビです。
これをギャザで例えると、
次のGPに出場するのでデッキを決めよう、という時、
・自分のチームメイトがCFBのLSVなので、自分の選択には間違いがないだろう。
・俺のオリジナルデッキ最強だし
という対極のパターンがあって、
でも大部分の人は、
・うーん。とりあえずhappymtgとかMOの記事探すか。
・この間大会で勝ったデッキ調整すっか
・その後自分好みに調整すっかな。
ってなると思うんですが、
これが普通な事と思えるのであれば、ナビも全く同義です。
ここで重要なのは、
少なくとも競技思考において、自分らしさを追求する事は、デッキも(人生でも)全く重要ではないという事です。
GPに自分らしいデッキで結果を出したい、というのは否定しませんし、素晴らしい目標です。
ただ、普通GPで我を通すなら、フライデーや直前のGTQで結果が出ているという文脈があってしかるべきです。
就職活動の開始はある意味でGPに似ています。
その時、アーティストになりたいと思っていたとしたら、やはり路上ライブで人が集まるだとかYouTubeで再生回数が凄いだとか、相応の文脈があってしかるべきです。
時間がない時に抱く文脈がない夢は、就活に限らず非常に危険です。
■じゃぁ文脈がないのはダメなの?
繰り返すようですが、そんな事はないですし、それが普通です。
大学生活の半ばで、やりたい事が決まっていて、夢に向かって下積みも出来ていて、結果も残せているとしたら、それは普通の大学生活より遥かに恵まれています。
普通は、バイトやサークル活動やテーロスとかで、気がつくと就職活動が始まってしまうもんです。
そして、それはやりたい事が決まっている人に比べて劣っている事だとは私は思いません。
何故かと言うと、自分に最適なデッキ、つまり自分が向いている仕事なんて、一番始めは自分ではよく判らないと思うからです。
初めてギャザでデッキを組んだ時から、自分が得意だったり好きなアーキタイプが確立してるプレイヤーなんて、普通いませんよね。
仲の良い他のプレイヤーや、親切な先輩に、「お前はこういう時に強いよな」とか、「そういうデッキは本当に向いてるね」と言われた事ってないでしょうか?
自分より上手な人に言われた場合とかだと記憶に残っていると思うんですが、思うに仕事も同じです。
自分より仕事が出来る人の方が、自分に何が向いているか判っています。
いやいや、就活で接点って言ったって、書類と数回の面接だけで判るわけないじゃん、って思いますよね?
でも、自分のゼミやサークル、バイト先とかで知ってる人が、もし「ギャザやりたいけど教えてくれる?」って言い始めたら、予算や余暇、コミュニケーション能力とか思考能力とかを勘案して、向いてるか向いてないか位は判別出来ますでしょ?
デッキ選びも仕事選びも根っこは同じです。自分より、自分をわかってくれる人は多分沢山います。
「俺には青単が一番だ」と受けを狭くするのも結構ですが、自分が向いていかった場合、その事に気がつく頃には結構な時間を浪費しがちです。
だから、自分が何に向いているかを教えてもらいに行く、位のほうが色々気楽でいいと思います。
例えば逆の立場で、「ギャザはやった事ないですけど、僕は青単しか使いません。何故ならそれこそが僕の可能性を120%発揮出来るからです。そんな僕にギャザを教えて下さい」
などと言われたら、ネタか気の毒な人なのか、判断に困ると思います。
もし真面目に返答するとしたら、
「うん、まぁとりあえず遊んでみようか?」と相成ります。
仕事選びも同じです。そういってくれる人を探すのがオススメです。
■じゃぁ、どうやって仕事選ぶの?どこにエントリーすればいいのさ?
働き方だったり、余暇だったり、業界だったり、職種だったり、軸としては色々あります。
それ、難しいんですよね。
だって、どういう風に生きるか決めないと判らないですものね。
方向性が決まっても、ぶっちゃけ会社によって定時で上がれたり残業代が出なかったりとか色々ですよね。
そんな事すぐに回答出来る人、なかなかいないですよ。
まぁ、社会人が沢山集まる大きなお店とかには、沢山いそうですけど。
平日20時の回、スーツ姿で遊んでいる人は、どういう人でしょうか?
恐らく定職につき、趣味を持って、場合によっては家庭も家も持って、受け持つ仕事を責任を持って終わらせている人、っぽくないですか?
彼らがどのような時期に就職活動をしたのかは判りませんけど、
恐らく趣味と仕事のバランスの取り方とか接し方、
そもそも働く事、仕事の事、沢山知ってるからスーツ着てるんだと思うんですよね。
「MTGはコミュニケーションツール」というのは僕の師匠の至言です。
対戦相手に、対戦後に相手の職業について質問しては行けない、なんてルールも知りません。
勿論、プライベートに関する事を無鉄砲に質問するのは宜しくないでしょう。
間違ってもコネとか期待するのはダメです。
何事も切り出すタイミングは大切です。漠然とした質問は相手を困らせたりします。
でも、無くは無くね?もし仲のいい人がいるなら、話早くね?とか、思う訳です。
とりあえず死ぬほど辛くて死ぬ位なら、遊び相手に相談くらいしたっていいと思います。
普段では知り得る事がないだろう人と趣味で繋がれる。
それはナビしかない人にはないアドである事は間違いないでしょう。
それもまた、ギャザというコンテンツが持つ力だと思うんですよね。
私の話は話半分で大いに結構。
だけど、ギャザの力と、それを借りた時の自分の力は信じてみましょうよ。
■最後に。
とは言ってもね。
就活やってると本当に辛いと思います。
実際には、行きたいと思った企業にシールドのカードプールで挑まざるを得ない一方、
同じ会場にコロッサスグルールとかを構築しちゃった殺意の人がいたりする訳ですから。
もし、あなたがまだまだ若いなら、自分がギャザ以外でどういう事に興味があって、
どういう仕事なら楽しいと思うか、一生懸命大学で探してみるといいと思います。
コツは、バイトは最低限にして、教養科目で自分の知らない分野の事をあれこれかじってみることです。教育免許取るのが丁度良いかと。
私の例で言えば、昔からパソコンが何となく好きだったんですが、ゲームとネット以外に色々出来るんじゃねぇの?という所から今の仕事につながっています。
もし、あなたが準備不足ながらも、もう大会に出なくては行けないのなら、
頑張って自分のカードプールが強い機会を何度も何度も探しながら、仕事というよく判らないものに対しての妥協点を見つけていかなくてはなりません。
辛い時に頼りになるのは、ギャザがそうであるよう友人と運。
ギャザにないもので言えば、家族です。
こんな時だからこそ、最後の最後かもしれないから、親に甘えるのは全然ありだと思います。
そろそろ大会が終わりそうなのに、まだ大会が終われない人は、
周りを見渡すと、そう、もう焦燥感を通り越した疲れで、見渡したくもない時期かも知れません。
色々な選択肢がありますが、現状ではまだまだ新卒採用の神話が根強いので、とにかく就職するか、もしくは厚生労働省あたりが主催する官民の紹介予定とか育成プログラムとかに参加して、とりあえず正社員で三年間働いてから転職考えるのが良いと思います。
よい内定ではなく、よい出会いに出会える事を祈っています。
社会的な評価を得ることよりも、あなたに必要な出会いに出会えることを信じています。
どうか、頑張って下さい。
コメント
私が就職活動していたのは7年前くらいですが、やりたいことなんか無くて随分辛かった。
合同企業説明会に顔は出してみるけどろくに回らず友達とダベって帰ったり。
社会人になって数年、もちろん人によるけど、あの頃の私たちに欲しかった言葉は
「世の中みんな適当に生きてるから職業選びなんて場所と休みと給料で決めなよ」ってことかなあ。
「やりたいことはなんですか」「人生の目標は」「自分の強みと弱みは」
そんなお決まりの質問に随分と痛めつけられた気がします。
面接してるそこの貴方、そんな大層なこと考えて就職活動してました? みたいな。笑
それもセレモニーみたいなもんだと思って心を無にしてとりあえず乗り切ったけど、
そういった心の切り替えができない人にはさぞかし辛かろうと思います。
紋切り型にハメられて金太郎飴にされてるあの気分はもう感じたくないなあ。
時は流れて新卒採用をする側になっちゃいましたが、
学生さんの前で話すときにはなるべくそういった不安を少しでも減らしてあげられるよう、
肩の力を抜いてもらえるような話をしようと心がけています。(効果のほどは不明)
長くなっちゃいましたが、シューカツという謎のクリーチャーに
学生さんのライフが貪られないことを切に祈りつつ。
褒め頂き光栄です。
就職活動って本当に世界観が出来てる商売なので、渦中にある人が我々のコメント見ると、呑気だなぁとか、そんな訳ない逃げちゃ駄目だとか受け取ってしまいがちだったりするんだろうな、と(笑)
私の場合は、大学時代にやりたい事は決まったけど、それがどういう仕事かよく分からん、みたいな変に尖った状態で就活を始めたので、まぁ苦労しました(笑)
採用する側はする側で、色々大変ですよね。
自分の価値判断基準だけで採用している訳じゃないし、業界によっては将来お客さんだし・・・みたいな。
みりんさんには燃え立つ復讐からの絆(カッコワライ)を一方的に感じている次第でして、機会があれば晴れる屋で遊んだ後にお食事でも、などと、思う次第です(//)
それはちょっと無理ですねw
私の就活時を思い出しながらMTGに例えてみれば、グルールアグロ一辺倒で苦しかった時に、ふとMO(=ほにゃナビ)にイゼットを見つけた時に電波を受信した、みたいな感じでしょうか。
「あ、俺別にグルールじゃなくてもいいんだ」
って。そこから、
「GPで勝ち抜くことで本当に自分は楽しめるのか。いろんな人と一日中mtgできることが本当に楽しいことじゃないのか。あ、あとサイン会もあるし」
といった感じで色々なことを深く考えるようになって最終的には覚悟完了→イゼット。てっきりグルールでいくもんだと思っていた周りの人からは随分あーだこーだ言われましたねー。
当時にゆきあさんのこの記事を見ていればまた違ったんでしょうか。むむむ・・・。
私の話はさておき、就活生の皆様!残りライフだけはしっかり管理されますようお気をつけ下さいませ!戦場と墓地の確認は二の次!アンタップも忘れずに!
・・・長文、失礼いたしました。
ご返事ありがとうございます。東京にお越しの際は是非声かけて下さいw
>キャメルさん
みりんさんに続いてコメントありがとうございます。
何でしょう、燃え立つ復讐スキーなイゼットローグの琴線に触れるような何かがあったのでしょうか(笑)
普通に生きていると就職活動は人生の分岐点、
ルート選択を強いられる訳ですが、私の場合はもしあの時、早い段階でフラグを回収してたら、普通に就職してて今頃悔やんでいたかもな、みたいな事を思います。
今から考えると物凄い非効率的かつ無知極まりない就職活動だったんですが、知らない事で遠回りして、棚からぼた餅落ちてきたのが私の終着点でした。
本当に、人生何がフラグになるか分かったものではないですよね。。。
というわけで、みりんさんが関東に来た時に、是非三人で集いましょうww
キャメルさんは普段何処を拠点にされてますか?
関東に行くときはDNの秘密にでも流しますので、お暇が合えば是非お願いします!
コメントで他の方も言われていますが「世の中適当に生きている」って言葉は
自分の人生の先輩にも言われましたね。
自分は当初の志望と違う部門に配属になって、
大学で学んだ事も何一つ役に立たない状況で不安になった時期もありましたが、
こうやって今なんとかやれているのはそういう世の中だからかなとは感じますw
人生なるようになるものなので、今から就職活動をする方は
とりあえず受けを広く考えて色々な視点を持って頑張って欲しいな~と思います。
現在GP静岡への調整をしつつ就活をしている者です。これほどドンピシャにヒットする記事があるでしょうか。出会えた感動に打ち震えているところです
普段から日常にMTG的思考を持ちこむタイプの自分にとっては、あまりにもすんなりと受け入れられる文章でした。自分の就活状況は、自分の得意なデッキも好きなデッキも把握出来ており、メタ内で選択可能なデッキがかなりしぼれている状態なので恵まれていると言えるのでしょう。後は微調整と、本番で事故らないことを祈るのみといったところでしょうか
言いたいことはいろいろありますが、とにかく、この記事に出会えたのもMTGのお蔭。改めてMTGに感謝。良い出会いへ向けて自分のペースで頑張って行こうと思います。本当に良い言葉をありがとうございます
ぐぬぬ、関西ですかw
関東に来られる時を楽しみにしています!
>もこ太さん
コメントありがとうごさいます。志望と違うというのは大きい会社だと良くある話ですよねw
大学時代の勉学ってのはシールドに似てますよね。構築とは全然カードプール違うし、同じシチュエーションなんて絶対ないけど、不思議と上手くなるというか。
>surucucuさん
熱いコメントありがとうごさいます。
届けたい方に届いたようで、私自身報われるような思いです。
人生のカードプールで勝負に勝てる事を切に祈っております。
様々な方のコメントにあるように、受けを広く、の気持ちはどうか忘れないで下さいね。
その心は、コンボデッキで勝負するというのが目的なら、
ショーテルでも双子でもカニクラフトでもピットサイクルでも、手段としての選択肢は何でもいいという表現になります。
就活の道中では、ぎらつかせのエルフや第二の日の出とかのカードをいぶし銀と感じられるか?みたいな観点が求められる事もあります。
あと単純に、色々な企業を訪問する機会ってのは就活中しかなかったりしますので、全く何してるか分からない業界の説明を合同説明会とかで覗いてみるのも楽しいかと思います。
私もお伝えしたいことが沢山ありますが、まずは静岡GP頑張って下さいw
私は残念ながら参加致しませんが、そちらも健闘をお祈りしています。