勤めてる会社は水曜日がノー残業デーに設定されてるんだけど、急に会社がやる気出してノー残業デーがガチ運用されることになった。

ナーセットにペスを一枚足したいと思ってたんで、折角の機会だからと水道橋に9月末開店した東京MTGというお店に行ってみた。


総武線の水道橋駅的には、昔あったフューチャービー側の出口とは反対側の新宿側出口から徒歩3分位。
とにかく近くにチェーン店系の飯屋が多くて食には困らなそう。


東京MTGのお店の規模としては、トーナメントセンターになる前の晴れる屋位の大きさで、座席数は多分32席位。

シングルの注文はパソコンからの注文方式。
注文した時のサイトは、ネットショップの金額、在庫数やデザインと一致していた一方、レジの入力フォームは店内専用向けに簡素化する工夫がされていた。

恐らく接続元のIPアドレスを見てるんだろうけど、店内購入時にログインが必要な晴れる屋よりも入力の手間や画面遷移が少ないのはいいポイント。


けど、レジ画面に進んだら名前を入力して、完了画面に表示されたオーダーナンバーと、入力した名前を小さな紙に書いてレジに渡す方式。

店側の何桁かのオーダーナンバーを客に書かせるというのはちょっと直裁的に過ぎると思うし、店内購入で名前の入力が必要とは思えず、ちょっと抵抗を感じたのは多分システム担当者としての職業病。

✳︎

ところで。
カードショップのお店での購入手続きは、お店によって様々だが、1番中途半端だと思うのは紙にカード名と数量を書くパターン。
データ集計が事実上放棄されてるはずだし、レコメンドする余地など皆無だろう。

一方、Web購入方式は、Webでやるなら「このカードも一緒に良く買われています」なレコメンドはやった方がいいはずで、なんでどこもやらないんだろうとは思う。
特に晴れる屋規模の仕入れ量なら絶対やった方がいいと思う。

自分が知るお店の中で、最も簡略的なオーダー手法を取っているのは中野の遊vicで、
なんの事はなく、店員さんに声をかけてショーケースを指差してこれとこれ、という感じで指定する形式。

遊vicがこの販売方法を矜持としているのか、一刻も早く脱却したいのかは定かではないけど、自分が知る限りお客さんと店員の距離感が1番近いお店だと思う事と、多分無関係ではないと思う。

こういった形式の場合、きっと店員さんとしては買い求めるカードを見て、来訪頻度を思いおこせば、そのお客さんが玄人なのか初心者なのか位は当然感じるはずで、話しかける事が喜ばれるのか鬱陶しいのか位は、ショーケースを眼前にしている距離感から何となく判断はつくと思う。

話しかける事でお客さんとの接点が増える事は、勿論クレームの数もまた増える事に繋がる可能性があるとはいえ、お客さんと店員さんが仲良くなる、というのは多分レコメンドが成功して売上が上がる以上に得難い機会だとは思う。
ある種のロイヤリティの形成になるのかな、と。


勿論、お店の規模やネットとの兼業状況とかで最適解は変わってくるだろうし、マジックは性質上、ロングテールに対応した売り方と相性が良いはずではあるが、
いずれにせよ、Webベースの最適解による画一化が、店舗の良さや味を打ち消してしまうのは非常に残念だとは思う。

例えば晴れる屋さんには、なんでも相談コーナーみたいなのがあるといいのになぁ、とか(人件費の事は全く考慮に入れてないけど)思っている。
てか、専門店で働くスタッフさんが1時間デッキ相談と余った時間フリプしてくれるならお金払ってもいい、とか割と本気で思ってる。

マリガンの由来となったゴルフには、それこそレッスンプロという需給が成立している訳だし、あり得ない話ではないと思う。

店舗に有名なプロが沢山いるのに、販売カウンター越しでしか接触点がないのは、新規参入者のファンを形成するという点では損してる感は感じる。
ヤマケンとか店舗で見たことないんだけどなぁ、的な。


✳︎

話が高田馬場方面に著しく脱線したので、水道橋に戻す。


お店のショーケースはレジ下と窓側の二箇所。

窓側は所謂ヴィンテージ的な超高級カードが陳列されており、レジ下はレガシーからモダン、少しスタンの英語版の特価が並んでいた。
飲み物が販売されてたり、ストレージコーナーもあったりした。ちょっといいストレージコーナーにはモダンのパーツが安めに見えたので、足りないカードもペスと一緒に購入した。

ペスは英語版で3480円、日本語だと3980円位だった。かな。

最近のペスの高騰振りは凄まじいものがあるけど、環境的にトークン出せる相手だけ6マナのラスになる事も良くある話であり、まぁ致し方ないのかなぁ、と思う。

なんのかんので、合計で6000円分位を購入した。
ちなみに東京MTGではポイントカードやスタンプカードとかの割引制度は残念ながら無し。

東京MTGの今後の予定は分からないけど、
溜まるポイントはお得感を演出するし、溜まったポイントは大きな買い物の足がかりにもなると思うので、リピーターを増やす為にも是非導入して欲しいと思う。


店内の印象としては、凄く外人さんが多いなぁ、というのが入店直後の第一印象だった。
お店の名前がプリントされたTシャツを着た外人さんが、カウンター越しに店員さんと話していたし、GP神戸の時にもブースにいらっしゃった気がするので恐らくお店の関係者だと思うんだけど、その人が5人位の外人さん達とEDHで遊んでいたのが目を引いた。

他にも2宅位で友達同士でわいわい遊んでいる感じだったので、スタンダードのストレージでカードを探していた人に声をかけてフリープレイ。
その後、隣の宅と席を交換して、あれこれとお話をしながら、またフリープレイ。
沢山遊んで21時半頃にお店を出ました。


行きと帰宅の道中で思ったのは、
しかし、何で水道橋なんだろう、という事。

ユーザーとして、お店は多いに越したことはないんだけど、隣の隣の駅には古えからのメッカ秋葉原があるし、新宿は勿論お店があり、
飯田橋から乗り換えれば、毎日GP開催してるような晴れる屋がある。
総武線で新宿の先に行けば、中野には遊vicが控え、吉祥寺にはアメドリの本店がある。

というように、都内の中央線沿線は競合ひしめくレッドオーシャンだと思うんで、本当に何で水道橋なんだろうと思う。

ウェブが母体であるなら、テナント料金的には都内じゃなくても良さそうなものだけど。


お店の人に大会の開催状況を聞いたら、どうもヴィンテージについては日曜日に大会が成立しているらしい。
遊びに行った日もスタンダードの大会は成立していたけど、GP神戸の時にもブースの中に外人さんが沢山いたので、海外の仕入れに強みがあるとすれば、ヴィンテージやレガシー向けのハイエンドな商品の仕入れ販売に自信があるのかも分からない。

いわゆるハイエンド向けの穴場なお店、的な立ち位置を狙っているのかな?

ヴィンテージの相場観知らないので、全然わかんねぇけど。デュアルランドの価格位見ておくべきだった。

そういえば晴れる屋のメルマガの最初の方の売上ランキングも、デュアルランドやパワーナインがいつも顔を出していた事を考えると、売上ベースで考えればあり得ない話ではなさそう。

兎にも角にも会社からは距離的に一番近い場所にあるショップなので、経営も運営も頑張って欲しいと思っています。


で、ここまで書いた後にざっと読み返したんだけど、一回の日記で、どんだけ晴れる屋を引き合いに出してるんだよと自分でドン引き。

で、でも断じて晴れる屋のステマではないし、色んなお店の中で一番親しみを感じている店員さんは、実際、中野のギデオンさんだと思ってるんだからね(ステマか

コメント

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索