GP神戸からモダン神決定戦、この間の神交代戦を紐解いていけば解る通り、モダン環境は低コストスペルによって高速化している。

GP神戸Top8のリスト全体で、最も使われたスペルは稲妻だったが、確か8人中6人が4枚搭載していて、ここまでくるとレガシーのブレストとほぼ変わらない必須レベルのカードとも言える。

巡航は額面では8マナだが、実質1マナのスペルで、URデルバーで三枚引いて強いのは、やっぱり軽いスペル。

勿論5C人間とかサイを搭載した殻とか、必ずしも軽さが正義なデッキではないものも登場してるけど、あくまで手数に対して(主にサイという)質で対抗している形であって、まず環境は高速な何かが第一義であり、それを質か、スケシのようなコンボで立ち向かうかという構図であろうかと思う。


ちなみに私の場合は頭が悪いので
じゃぁチャリスをX1で置けばいいじゃんという所からデッキ構築をスタートしている。

稲妻も流刑への道も感染もソウルシスターズもハンデスも、1マナのスペルが入ってないデッキなんてないわけだしさ。

✳︎

ということは、それは当然自分のデッキを作る時にも制約として掛かってくる訳で、1マナ圏でみんなが当然のように使っているスペルを使わないデッキを構築するというのはつまり、

赤いのに稲妻がない。
黒いのにハンデスがない。
青いのにデルバー嵌めピアスがない。
白いのに流刑への道がない
緑なのに・・・えーと、教主バッパラがない。

要するにその色の基礎的な動きが取れない。

1マナを利用しないデッキ、となると死せる生や均衡の復元とかの続唱系が該当するが、チャリスのマナコストがXXなのでデッキの動きを阻害して自滅する。
無論、論外である。

1マナ圏が入らないデッキなんて手元にないよー・・・とか思っていたが、よく考えるとアネックスワイルドファイアには1マナ域のカードが血清の幻視以外にないので、とりあえず雑に突っ込んでこの間の休みに晴れる屋に突撃してきた訳だが。

✳︎

結論としては虚空の杯が適切に相手のデッキに刺されば、フィニッシャーなんて灰色熊でも何でもクロックでさえあれば良い、という身も蓋もない話だった。

少なくとも1246の動きを自分から壊すのはどうなんだという気がする。


どちらかというとチャリスが遅れて駆けつけた時や、重ねて引いた時に適切にリソースに変換出来るかがやはり肝な訳で、
まぁやっぱり青黒テゼレットが一番強く使えるだろう、という、
普通はそこから考えるだろという当たり前の結論に嫌々ながら帰着した。


勿論、それ位は先刻ご承知のお話ではあるが、いかんにせよオパールのモックスは1枚6500円ですなどと言われると、1枚持ってるにしろ踏ん切りがつかずに頭を抱えたいた。
なんせレシピによっては4枚搭載したりもする訳で、1枚足したいなー・・などと思ったらまた悶絶するのは目に見えている訳だ。

そんな状態でフラリと立ち寄った中野遊Vicで日本語が5000円の特価商品がたまたま棚に鎮座していたので、まぁかの八十岡青黒テゼレットはオパモ2枚体制だったし、、、と言い訳を重ねて購入し、青黒テゼレットの構築に乗り出した訳である。

ボーナスは素敵である。

✳︎

と言うわけでお手本にするのは公式のヤソテゼ。
http://coverage.mtg-jp.com/gpkob14/article/011129/

メインのレシピを転記するとこんな感じ。


-土地(21)-
4 《ちらつき蛾の生息地》
4 《闇滑りの岸》
4 《ダークスティールの城塞》
4 《変わり谷》
3 《涙の川》
2 《忍び寄るタール坑》

-クリーチャー(2)-
1 《呪文滑り》
1 《ワームとぐろエンジン》

-呪文(37)-
4 《ディミーアの印鑑》
3 《威圧のタリスマン》
2 《オパールのモックス》
1 《殺戮の契約》
4 《コジレックの審問》
2 《大祖始の遺産》
1 《真髄の針》
2 《燻し》
2 《倦怠の宝珠》
1 《破滅の刃》
1 《喉首狙い》
4 《知識の渇望》
2 《滅び》
1 《殴打頭蓋》
3 《ヴェールのリリアナ》
4 《ボーラスの工作員、テゼレット》


このデッキのうち、1マナ域のカードを抜き出すとこんな感じ。


4 《コジレックの審問》
2 《大祖始の遺産》
1 《真髄の針》

思ったよりも1マナ域のカードは少なめで、コジレックを除いては必ず引きたい類ではないのでまるっと抜いてチャリスを4枚ブッこむ事とする。
幸い、相手を妨害するという方向性は同じ。

で、スロットが3枚余ったので、イージーウィン構成にするためにハサミも4枚搭載することにして、持ってるカードかき集めて現状こんな感じに。

-土地(21)-
4 《ちらつき蛾の生息地》
2 《闇滑りの岸》
4 《ダークスティールの城塞》
4 《変わり谷》
2 汚染された三角州
2 《忍び寄るタール坑》
1 湿った墓
1 島
1 沼

-クリーチャー(2)-
1 《呪文滑り》
1 《ワームとぐろエンジン》

-呪文(37)-
3 《ディミーアの印鑑》
4 《威圧のタリスマン》
2 《オパールのモックス》
1 《殺戮の契約》
4 虚空の杯
4 アーティファクトの魂込め
2 《燻し》
2 《倦怠の宝珠》
1 《破滅の刃》
1 《喉首狙い》
3 《知識の渇望》
2 《滅び》
1 《殴打頭蓋》
3 《ヴェールのリリアナ》
4 《ボーラスの工作員、テゼレット》

動きとしては、
ハサミの対象は20枚位あるので、ハサミで殴りながらテゼで更に5/5を増やして殴る感じ。

タルモハサミ親和バーン流開祖の後藤氏曰く、「ハサミは青いボールライトニング」という至言に従えば、除去耐性の高いボーライが降って湧きつづけるデッキという事であり、突然場に10点クロックが現れたりする事もあるので全く的を射た表現だと思う。

殴れる土地が10枚も入っているので、コントロール相手なら普通に土地で殴っていれば割と楽なのも特徴かと思う。


印鑑とタリスマンのバランスは変えたくなかったけど、4枚目の印鑑持ってないのでとりあえずこれで。手に入ったら元に戻すと思う。

知識の渇望は4枚目が迷子なので見つかったら搭載したい←

スロパクはハサミの為にチャリスを0で置いていると唱えられないという致命的な欠陥があるので、なんか違うのにしたい。

結果的には殴り値が高くなったので、
リリアナがちょっと浮いてる気もするが、多分いた方がいい気がする。

あと試してみたいカードとしては、
四肢切断、トーモッドの墓所、大霊堂のスカージあたり。


取り敢えずそんなところで。

コメント

もぐもぐら(1)青青
2014年12月12日19:46

現在似たようなデッキを使っている私としては、
スカージは稲妻の的ですね(

都合よくチャリス1が間に合ってると、苦手なパスがケアできるのはいいですよね。

ゆきあ
2014年12月12日22:50

コメントありがとうございます。
確かにスカージは的ですねw

チャリスが都合いいとそれだけで勝てるマッチが多い気がするので、都合悪い時でも勝てる様にテゼレットの門を叩きましたw
何か気になる所あればツッコミお願いします。

もぐもぐら(1)青青
2014年12月12日23:41

私はコジ審と遺産が抜けなくて試してないですけど、先手チャリスの強さはやばいので(持ってたら)試してみたいんですよね。

八十岡さんの調整が素晴らしいので特に言うことは((

ジオン軍
2014年12月12日23:42

モダン初期に虚空の盃を考えたことはあります

2か3マナのスペルを大量搭載することで、《相殺》を使って2マナと3マナ域を高確率で封殺、
《虚空の盃》X=1で1マナ域を封殺、
4マナ以上の重い呪文はマナ漏出とか差し戻しで封殺、
チャリス余った時の為に《知識の渇望》とX=0で置いて《内にいる獣》、序盤の撃ち漏らしを捲っていく《ヴィダルケンの枷》《不忠の糸》等、
あとは時間の把握とか卑下とかのライブラリー操作。

《突然の衰微》の印刷でコンセプト崩壊しましたが・・・

ゆきあ
2014年12月13日2:16

>もぐもぐらさん
確かに八十岡さんのベースですからそんなに変なとこなさそうですねw

>ジオン軍さん
モダンで相殺を置く発想はなかったですw

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