1回目:
http://eastwest.diarynote.jp/201502030849417854/

2回目:
http://eastwest.diarynote.jp/201502050028091779/

3回目:
http://eastwest.diarynote.jp/201502082104251307/

4回目:
http://eastwest.diarynote.jp/201502120931233265/



■忙しい人の為のここまでのまとめ。
前回までに予想した事をまとめると、
大体こんな感じです。

------

新しいASPサービスへの移行
ECサイトを跨いでの商品ID統合
新ドメインへのお引越し

---↑当確ライン↑---

新ドメインがhareruya.com

---↑当たってたら褒めて↑---

ユーザー向けCMSサービスの開始

---↑まだその時ではない↑---


なんでそんな話になるのかは、
とても長くて申し訳のですが過去4回の記事を確認下さい。

是非皆さんも、予想をコメントに書いて下さい。
そして一緒に反省会場でプークスクスされましょ?ね?ね?


■晴れる屋のサイトリニューアルに寄せて

自分はマジックが好きだけど、上手なプレイヤーでは決してないから、
他の人のデッキレシピを見ても、何故このカードがこの枚数なのかの理由はすぐに分からないし、
ましてやサイドボードの使い方なんてさっぱり見当がつかない事が多い。

しかし、環境に熟達している人ならば、一目瞭然だったりするのはよくある話のようで、
その時点のメタ理解から、デッキが勝てた理由、サイドボードの組み方使い方まで解説している記事というのは枚挙に暇がないと思う。
つまり、分かる人にはその戦略も、嗜好も、時に意思を感じる事が出来るものらしい。

自分の様な、よく分かっていない系の人には普段使っていないアーキタイプのレシピなんて言われても、強そうな75枚にしか見えない。


一方で、おいらは初めてWebサイトを作ってから15年が経過して、システムでご飯を食べるようになってから9年近くが過ぎた。計算して軽く引いた
プロという定義がご飯を食べれる事、ということであれば僕もプロなんだろうが、
プロという言葉に対して申し訳のない程、未だに知らない事はたくさんあるし、知りたい事も学ぶべき事もたくさんあるけれど、とりあえず生活は出来ている。

だからだろうか。
晴れる屋のサイトがリニューアルするという事を知った時、
自分の中で化学変化した情報量は筆舌にし難いボリュームだったし、
思わず、その「お話」を想像せずにはいられなかった。


自分が今まで延々と書き連ねてきたことは単なる妄想にすぎないけど、
実際には無数の選択肢から要件を定義し、計画を立て、何度も見直しと意見を重ねて、
限られた時間と予算を工面しながら、膨大な作業を一つ一つこなしている人達がいる事を、僕は知っている。


晴れる屋の華をプロやライター達とするならば、今リニューアルに取り組んでいるシステム担当の彼らが表舞台に立つことなどはあり得ない。
彼らは誰にも知られることなく、普段は誰も彼らの仕事をことさら褒めたりしない。
今日もサイトが動いている事に、感謝する人なんて誰もいないし、
それでもいざサイトが止まったら真っ先に名前を呼ばれることを、僕は知っている。


きっと今頃は日常業務に加えて、新しいサービスの準備に忙殺されている頃だと思う。
多分、大小様々な不備やら矛盾も表面化してきて、何でこんな事になってるのか、業者とのミーティングの長さを恨み、時に経営者やリーダーを呪ったり、時に「もう俺トキメキとかワカンネっす」などと居酒屋で愚痴っていたりするかも知れない。


そういう事が起こりそうな大変な時期だという事を僕は知っているし、
システムを生業とする人なら、みんな知っている。


だから、
晴れる屋という華々しいドラマが山ほどあるその裏側で、オーナーやユーザー達の溢れんばかりの情熱という形のないものに形を与え、
まだまだ潤沢にあるとは言えないであろうリソースを知恵と知識と経験と勘と度胸とかでもって補い、
日本で1番のショップになるべく、サイトリニューアルに取り組んでいる人達を、僕は尊敬して賛美する。


なぜならそれは十分に、挑戦者としての物語だからだ。


渦中にある時は、こんな言葉は届かないかも知れないが、

そんなに輝いて見える仕事は、世の中にはそんなにないことを忘れないで欲しい。

今のその時間と苦悩は、後で振り返った時に一生モノの財産になることを信じて欲しい。

空を飛びたいと言い出す事より、どうやって空を飛ぶか考えて実行する方が最高にカッコイイということを、今一度思い出して欲しい。



リニューアルが無事に終わったら、
晴れる屋の関係者と縁のある人は、是非「サイトリニューアルおめでとうございます」と声を掛けて欲しいと思う。
無事に計画が遂行できたことを祝うと共に、晴れる屋という企業体が覚悟を望んで次のステージに進んだ事を言祝ぐ意味を持つ、大変に便利な言葉なので是非オススメしたい。

特に、BigMagicあたりはサイトリニュが終わったあたりで胡蝶蘭の鉢植えとかを送ると業界の大物感が演出出来るので割りとオススメだよ?(ヒソヒソ


リニューアルが終わったら、
今までサイトを使っていた人は、それがどんなものでも「あれ?なんか・・・」と感じると思う。
それは、今まで使っていたサイトからの違和感から生じるものなので、とりあえず脊髄反射はしないで欲しい。
リニューアル後のものが、実はどんなに素晴らしくて画期的なものであったとしてもそれは発生しちゃいがちなもの。
そのうち慣れっから、大丈夫。


リニューアルが終わったら、
GoogleAnalyticsの分析担当はリニューアル前とリニューアル後で何が変わったかを調べよう。特に前の方が良かったところは宝の山です。
今の御時世なら、当然ながらPCではなくスマートフォンから優先的にチェック。

ただ、前述の通りユーザーはリニューアル直後は戸惑っている事が多いので、何にせよ一週間くらいは様子を見たほうがいい。
この期間に集中的に見なければならないのはノーリファラーのお得意様じゃなくて、自然流入とオーガニック検索のユーザーだと自分は思う。
検索エンジンからの流入が激減してるような事がないかは即チェック。titleやらKerwordDiscriptionは勿論、そもそもタグの入れ忘れ、カスタム変数の未出力とかも良くある話なのでお気をつけて。

なお、このタイミングでスマフォ最適化を視野に入れたレスポンシブウェブデザインとかフラットデザインを採用してるなら、そこにこそ注意を払うこと。

RWDに限らず、ユーザーは自分のとこのサイトだけ使っている訳ではないのだから、ことWebサイトにおいては自分がはじめに冒険をする必要はない。良くなければさっさとやめよう。


リニューアルが終わったら、
上述したような事も踏まえて、Web担は「お前この間言ってたことと違うやんけ」というような改善要望を早速しれっとシス担に述べてくる事と思います。
心中、お察し致します。

言われるまでもないとは思いますが、述べてくる事には何も言わず、述べてくる内容に対して考えを述べ、何も述べてこなかったらケツを叩かれますよう。
そこは物理でもおkかと存じます。


あとついでにリニューアルの前にやっておいたほうが良い、忘れがちなことも話の流れで書いてしまいますが、
既存サイトを止めてメンテナンスページを表示する時はHTTPステータスは503を返すのを忘れないで下さい。
これやらないとGoogleが空気読めないので検索エンジンの順位が悲惨な事になりますので。。


そして最後になるけれど、
リニューアルが終わったら、
どこぞの馬の骨の妄想などではない、
本物の本当の、選択と決断のお話を読んでみたい。

努力した人が報われないと話がオチないと思うのなら、是非そうして欲しい。



僕がずっと書きたかったのは、こんなところです。
随分と遠回りしながら話を引っ張ってきたけど、これにておしまいです。

こんなに長い文章に長らくお付き合い頂き、ありがとうございました。


次回から平常運転に戻ります。
それでは、そんなところで。

コメント

にますけ
2015年2月15日7:12

お疲れさまでございました!

自分は畑が違いすぎて、専門的な事は全くちんぷんかんぷんでしたが、読んでて続きが気になったり、先述の潜在的な知識として経験することは出来たと思います。

その畑で仕事されてる、作業されてる方がいて、ウェブサイトが閲覧できたり、こうやって書き込み出来たりするんだと、当たり前の事ですが、忘れがちなとこを痛感しました、痛恨の極みです。

本当に読めて良かった、と思いました。
とりあえず、リニューアルしたら、リニューアルの作業に携わった方への慰労の念を込めて、一言言ったり書かせてもらったりしようと思います。
届くかは不明ですが。

本当に読めて良かったです、ありがとうございました!!!!

ちゃんどら@T.A.T.
2015年2月15日22:46

物凄い興味深く読ませて頂きました。
貴重な記事をありがとうございました。

ゆきあ
2015年2月16日21:15

>にまさん
毎度コメントありがとうございます。素敵なコメントを頂き大変に恐縮です。

>ちゃんどらさん
貴重なのか奇特なのかはわかりませんが、何はともかくコメントありがとうございますw

nophoto
うぇざ
2015年4月22日11:30

地元のカード屋には晴れるや関係の人がサービス用の会社立ててSNSサービスの提案来てたようですね。
月3000円で大会情報などを投稿できる店舗用のサービスの様でした。

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